アンコール・トムの中心「バイヨン寺院」の観光ガイド【体験談】

アンコール・トムを訪れたのなら、必ず見学してほしい遺跡が「バイヨン寺院」。

宇宙観を具現化した独特な雰囲気を出しているため、遺跡に興味がない方も思わず圧倒されてしまうはずです。

本記事では、下記のような悩みを解決できる記事を用意しました。

  • バイヨン寺院の歴史は?
  • バイヨン寺院への行き方は?
  • バイヨン寺院を訪れる際に知っておくべきことは?

この記事を読めば、アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院について知ることができます。

まずは「バイヨン寺院の歴史は?」から解説していき、次に「バイヨン寺院のようす」を写真付きで紹介していきます。

バイヨン寺院の歴史

バイヨン寺院の第二回廊

世界遺産に登録されているアンコール遺跡群のうちの一つ、巨大王都「アンコール・トム」の中心にある寺院です。

チャンパ(ベトナムにあった王国)との戦争に勝利した記念から、ジャヤヴァルマン7世によって12世紀末ごろ造営が開始されました。

バイヨン寺院は古代インド仏教の世界観の中心にある須弥山を象徴化しており、この宇宙観を正確に具現化することも王の使命でした。

アンコール遺跡群=アンコール・ワット、アンコール・トム、タ・プローム、プノン・バケン、ベン・メリア、バンテアイ・スレイ、他にも多数。

遺跡名バイヨン寺院(美しい塔という意味)
創建年代12世紀末〜13世紀末
創建者ジャヤヴァルマン7世
建築様式バイヨン様式
信仰仏教→ヒンドゥー教

バイヨン寺院の観光ガイド【体験談】

バイヨン寺院を正面から見た写真

バイヨン寺院の構造は、おおきく第一層〜第三層に分かれており、写真のひときわ大きな塔が第三層の中央祠堂です。

クメールの微笑みと呼ばれている観世音菩薩の四面塔がバイヨン寺院内に49塔、アンコール・トムの入口である北大門・西大門・南大門・勝利の門・死者の門に5塔あります。

観世音菩薩は、世の人々の音声(声)を観じて(聞いて)その苦悩から救ってくれる菩薩様なので、悩みによって千変万化の相となります。

バイヨン寺院にある四面像をよく見ると、微笑みの表情がそれぞれ微妙に異なっているため、現地へ行った際には注目して見てみましょう。

バイヨン寺院の入口

バイヨン寺院の東側入口

東西南北どこからでも入れますが、正式な入口はテラスのある東側です。

長い年月をかけて少しずつ修復作業が行われており、JSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)が関わっています。

バイヨン寺院の修復工事の内容が書かれた看板

修復工事について日本語で書かれた看板も、東側の入口に設置されています。

バイヨン寺院の東門

こちらが東門です。

柱に注目すると、アプサラや兵士のレリーフが施されていました。

バイヨン寺院の東門にある彫りの深いアプサラのレリーフ

東門にある彫りの深いアプサラのレリーフ。

第一回廊と第二回廊には当時の状況がレリーフに描かれている

バイヨン寺院の第一回廊

第一回廊と第二回廊の壁に彫られている、貴重なレリーフも見どころです。

  • 第一回廊:クメール軍の戦闘や庶民の生活
  • 第二回廊:ヒンドゥー教の神々の世界や宮廷内のようす

東門へ着いたら、まずは第一回廊をぐるっと一周してみましょう。

バイヨン寺院にあるクメール軍の行進を描いたレリーフ

クメール軍の行進を描いたレリーフ。

バイヨン寺院にあるクメール軍とチャンパ軍の水上戦を描いたレリーフ

クメール軍とチャンパ軍(ベトナムにあった王国)の水上戦闘を描いたレリーフ。

バイヨン寺院のデバター像のレリーフ

また、第二回廊あたりからデバター像を多く目にすることができます。

バイヨン寺院の経蔵

第一回廊と第二回廊の間には、修復完了した経蔵(書物を収蔵する建物)もありました。

第二層から巨大な四面塔が現れ始める

バイヨン寺院の第二層

第二層から巨大な四面塔を目の前で見ることができ、大昔に作ったとは思えないクオリティの高さに驚きます。

塔の高さもそれぞれ異なり、表情も1つ1つ違うため、時間のある方はゆっくり見るといいかもしれません。

ちなみに、四面塔はななめから見たほうが顔を認識しやすいです。

中央祠堂のある第三層テラスに到着

バイヨン寺院の第三層テラス

バイヨン寺院の第三層テラス

こちらが、中央祠堂のある第三層テラス。

第二層からみる四面塔とは違った迫力がありました。

バイヨン寺院で一番有名な観世音菩薩像

カンボジアの200R紙幣に描かれている有名な観世音菩薩像もあり、観光客が大勢集まって写真を撮っていました。

バイヨン寺院の中央祠堂

中央祠堂。

バイヨン寺院で見つけたカーラ

カンボジアの遺跡で目にすることの多い、時間を象徴する神「カーラ」。

真下からみる四面塔も美しいですね。

バイヨン寺院への行き方

バイヨン寺院への行き方は下記4つ。

  • トゥクトゥク
  • バイクタクシー
  • タクシー(車)
  • ツアーの送迎

バイヨン寺院を訪れる人の多くは、「アンコール・ワット」や「タ・プローム」なども一緒にまわるため、トゥクトゥクまたはタクシーのチャーターがおすすめです。

道端でドライバーを見つけて交渉してもいいですし、ホテルやゲストハウスで依頼することも可能。

ゲストハウスでは乗り合いバンの募集なども行われているので、他の観光客と一緒でも大丈夫という方は検討してみてください(ゲストハウス募集は学生が集まりやすいです)。

日本で事前に予約しておきたい場合、『VELTRAicon』で貸切チャーターのみを予約しましょう。

「カンボジア チャーター」と入力すれば、貸切チャータープランを簡単に探せます。

バイヨン寺院を訪れる際に知っておきたいこと3つ

バイヨン寺院の四面像

バイヨン寺院を訪れる際に知っておきたい知識は下記3つ。

  1. 遺跡の見学にはアンコール・パスが必要
  2. 午前中の見学が涼しくておすすめ
  3. 予定の詰め込み過ぎに注意

それぞれ解説していきます。

その①:遺跡の見学にはアンコール・パスが必要

アンコール・パス(入場券)を購入すれば、ほとんどのアンコール遺跡群を見学することができます(一部遺跡は別途入場料が必要)。

シェムリアップに1つだけある「チケットセンター」で入場券を購入でき、本人確認書類などの提示は必要ありません

アンコール・パスの料金は、下記3種類に分かれています。

  • 1日券:$37
  • 3日券:$62
  • 7日券:$72

11歳以下なら無料で遺跡見学できますが、年齢が微妙な場合はパスポートの提示を求められるため、念のため持参しておいたほうが良さそうです。

入場料を購入せずに遺跡見学した場合、最大300ドルの罰金を徴収されてしまうので注意しましょう。

万一入場券を買い忘れたまま向かったとしても、各遺跡のチェックポイントで入場券の確認をされるので、そこまでビビらなくても大丈夫です。

名称チケットセンター
営業時間5:00〜17:30(翌日のチケット購入は17:00まで)
支払い方法現金(ドル/リエル/タイバーツ/ユーロ)・クレジットカード(VISA/MasterCard/JCB/Diners Club/UnionPay/Discover)

その②:午前中の見学が涼しくておすすめ

バイヨン寺院は撮影スポットも多く、遺跡内をじっくり見学したいのであれば、比較的涼しい午前中を狙うようにしましょう。

ただ、午前中は団体客が多いため、人混みを避けたい方は午後の見学がおすすめです。

僕は涼しい午前中に訪れましたが、雨季というのもあり、団体客はほとんどいませんでした。

その③:予定の詰め込み過ぎに注意

「アンコール・ワット」と「アンコール・トム」を1日でまわるのは、正直かなりキツいです。

遺跡の見どころがあり過ぎるのもそうですし、遺跡内は段差・階段も多く、なによりカンボジアの猛暑が強敵でした。

もしも短期滞在で1日に複数の遺跡をまわりたいのなら、オプショナルツアーを利用するのも一つの手です。

「日本語ガイド付き貸切ツアー」であれば、混載と違い自分たちのペースで見学でき、しっかりと見どころを抑えているため、効率よく遺跡をまわることができます。

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まとめ:バイヨン寺院は四面塔やレリーフなど見どころがたくさん!

今回は、アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院についてご紹介してきました。

最後に、バイヨン寺院について簡単にまとめます。

  • ジャヤヴァルマン7世によって造営
  • 12世紀末ごろ造営開始
  • 寺院内に49塔の四面塔がある
  • 第一回廊、第二回廊に当時の状況を描いた貴重なレリーフ

上記のような感じですね。

四面塔の多さから威圧感を感じてしまいそうに思いますが、観世音菩薩の穏やかな表情に安心感すら覚える不思議な雰囲気を醸し出していました。

撮影スポットも多いので、なるべく時間に余裕を持って計画を立てるようにしてください。

今回かかったお金(1人)
  • アンコールパス(3日券):$62
  • レンタルバイク:無料(カンボジア在住の方に借りました)
  • ガソリン代:$10