カンボジアで注意したい詐欺4選【実体験】

カンボジアで注意したい詐欺

カンボジアの治安についてネットで調べてみると、詐欺被害に遭ったという旅行者の口コミを多く見かけます。

実際、現地では日本人観光客を狙った詐欺も多く報告されているそうです。

そこで今回は、以下のような悩みを解決できる記事を用意しました。

  • カンボジアで気をつけるべき詐欺は?
  • カンボジアで詐欺に遭わないための対策は?
  • カンボジアの治安ってどうなの?

この記事を読めば、カンボジアで気をつけるべき詐欺を知ることができ、現地での詐欺被害を減らすことができますよ。

僕自身の体験談もシェアしていくので、これからカンボジアへ行く方はサクッと読んでおくといいかもしれません。

カンボジアの治安ってどうなの?

2020年9月現在、外務省海外安全ホームページに掲載されているカンボジアの危険レベルは「レベル1(十分注意)」です。

比較的安全に観光することは可能ですが、ひったくり・賭博詐欺・偽ガイドなど、気をつけなければならないことは沢山あります。

日本と同じような感覚でいると事件に巻き込まれる確率も高くなるので、事前に治安情報を確認して対策を取るようにしてください。

現地の人たちは「日本人=お金を持っている」という印象を持っている人も多いため、ブランドものを多く身につけての外出や深夜に1人で路地を歩くなどの行動は避けましょう。

カンボジアで注意したい4つの詐欺

カンボジアで注意したい詐欺は以下の4つ。

  • eビザ申請詐欺
  • トゥクトゥク、バイタクシー前払い詐欺
  • 銀行振り込め詐欺
  • いかさま賭博詐欺

特に、いかさま賭博詐欺に関しては、日本人観光客からの被害報告も多いらしいので気をつけたいところです。

それでは、1つ1つ紹介していきますね。

その①:eビザ申請詐欺

eビザ公式サイトhは1つだけ

カンボジアでは入国の際にビザ取得が義務づけられており、ビザの取得方法は以下の5つほどあります。

  • 空港や国境でアライバルビザ取得
  • 日本国内・大使館・領事館でビザ取得
  • eビザ取得
  • 周辺諸国でビザ取得
  • 旅行会社にビザ取得を代行

その中でも、eビザ取得での被害が多く報告されています。

eビザ公式サイトとは別の偽サイトが結構存在しているらしく、偽サイトでeビザを取得すると通常の何倍もの料金を請求されるというもの。

ただ、偽サイトのほとんどは料金をぼったくるだけでeビザの取得はきちんと行ってくれるところが多いそう。とはいえ、わざわざリスクを取る必要もないので、eビザ公式サイトから申請するようにしましょう。

ちなみに、スマートフォン用のeビザ公式アプリはトラブルも多いため、利用は控えた方がいいみたいですよ。

詐欺対策

eビザ申請の際には、eビザ公式サイトを利用する(公式サイトは1つだけです)。

その②:トゥクトゥク・バイタクシー前払い詐欺

乗車代金の前払いはやめたほうがいい

移動手段としてトゥクトゥクやタクシーなどを利用すると、ドライバーから「滞在中この車をチャーターしないか?」や「翌日も目的地まで乗せるよ!」などの提案をされることが多々あります。

その際に「前払金としていくらか欲しい」と言われることがたまにありますが、絶対に前払い金を渡さないようにしてください。

僕も同じようなことを現地で経験しており、仲良くなったドライバーに前払金の提案をされたので数ドル渡しましたが、翌日集合場所には現れませんでした。

ドライバーは探せばたくさんいるので、わざわざ前払金を渡して悲しい思いをしないように気をつけてください。

詐欺対策

前払い金を要求された場合には、「当日の利用後に支払う」ときちんと伝えること。

その③:銀行振り込め詐欺

お金が絡む話には気をつける

振り込め詐欺の被害は、カンボジア在住者に多いようです。

法人向けの旅行会社である、日本橋夢屋さんのホームページで掲載されている手口の1つを紹介します。

カンボジア国内で○○(日系人の氏名)という某国人が死亡した。同人はカンボジアで会社をもっている。あなたは○○と同じ名前(姓)なので、合法的に会社(又は売却したお金)を譲渡することができる。ついては、その手続きに係る費用をカンボジアの銀行に振り込んで欲しい。

https://www.tokutenryoko.com/news/passage/4706

このように、日本の振り込め詐欺と同じく金銭を銀行に振り込むことを要求してくるそう。

観光客で振り込め詐欺の被害に遭うことはあまりないと思いますが、万が一こういった話を持ち掛けられた際には、必ず断るようにしてください。

その④:いかさま賭博詐欺

いかさま賭博詐欺の被害に遭わないための対策

いかさま賭博詐欺は東南アジアで多発している詐欺らしく、外務省公式HPや旅行ガイドブックなどで十分注意するようにと掲載されています。

どのような詐欺か簡単に説明すると、勝てるわけのないポーカーに誘い最終的には身につけている高価な物やお金をすべてを巻き上げるというもの。

手持ち金がなくなるとクレジットカードのキャッシングで現金を用意させたり、身につけている高級品を担保にさせるため、1度参加してしまうと取り返しのつかないことになります。

被害に遭った方の中にはポーカーで勝ったという人もいるようですが、最初から仕組まれたものなのでほとんど勝ち目はありません。

外務省海外安全情報には、いかさま賭博詐欺について以下のように掲載されていました。

旅行者がいかさま賭博の被害に遭う事例が頻発しています。被害額も高額になってきており,今後も類似の事件が続発することが憂慮されます。犯行の手口は次のようなものです。
ア レストラン,路上において,アジア国籍(マレーシア人,シンガポール人,インドネシア人等)と称する人物(男性の例もあれば女性の例もあり)に話しかけられ,言葉巧みに自宅と称する家に招かれる。内容は兄弟が日本に居たことがある,日本に留学する,日本語の資料を見て欲しい等様々です。
イ 家で待っていた複数の男女から,「絶対に負けないポーカーの方法を教える。これから訪ねてくる客があるので,そいつから大金を巻き上げよう。」などと言われ,ほとんど強制的にいかさまの方法を教えられる。若しくは,時間つぶしにゲームに誘われ,ポーカーを始めた後にいかさまを教えるケースもあります。多くのケースでは事前にご飯をごちそうになることがあり,心理的に断れない状況を作ります。また,出口は男が立ち塞いでおり逃げることも難しいようです。
ウ 来客を待ってゲームが始まり,賭け金を置くと最初の数回は勝つものの,次第に負けがかさみ結局持ち金をすべて取られた上,ATM等でお金をおろすよう脅迫される。
また,最近では勝負中に掛け金が増大し,支払えない分の現金を持ってきて欲しいと頼まれ,ATM等でお金をおろしたら言葉巧みに相手方が現金を預かりそのまま逃走することもあります。そのほかにこちらが多額のお金を持っていると判断した場合,軟禁されて何度もATM等に行かされた例もあります。
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_004.html

いかさま賭博詐欺の被害に遭わないためには、親しげに声をかけられ仲良くなったとしても、出会ったばかりの人へはついていかないことです。

詐欺対策

親しげに声をかけられ仲良くなったとしても絶対についていかないこと。犯行手口はほとんど同じなので、外務省公式HPで公開されている犯行手口を読んでおきましょう。

いかさま賭博詐欺に引っ掛かりそうになる

初めてカンボジアを訪れた時に、いかさま賭博詐欺の被害に遭う寸前までいったことがあります。

相手の自宅に行く前に逃げたので金銭的な被害はありませんでしたが、犯行手口は外務省海外安全情報に掲載されていた内容と全く同じでした。

その時の状況を詳しく書いていきたいと思います。

イオンモールで謎のおばさんに声をかけられる

イオンモール内での買い物を終え、宿泊先のホテルに向かおうと出口に向かっていると・・・。

「あなたマレーシア人?」と50代前半で身長150cmほどの小太りなおばさんに突然呼び止められました。

突然だったので少し驚きながらも、「違います」と一言だけ伝えその場を離れました。

「ねぇ!!」

ななめ後ろからそう言い放ったのは先ほどのおばさん。

なぜか僕の後を付いてきていました。

「じゃあ、あなた中国人なの?韓国人なの?」と、どんどん質問してきます。

なんと日本が好きで日本語を勉強中

いま思えばこの時無視すれば良かったのですが、あまりにもしつこかったので「自分は日本人だ」と言ってしまいました。

すると、「えっ!あなた日本人なの!」と言い急に握手を求めてきました。

どうやら、日本が好きで日本語を勉強中なのだそう。日本語を勉強しているタイミングで日本人に会えたのが嬉しくて、つい握手をしたくなってしまったのだとか。

好きな日本のドラマ・日本人俳優・自分の家族の話など、カタコトではありましたが、ところどころ日本語で話してきます。

特に日本の某俳優さんが好きらしく、出演している映画名やドラマ名まで具体的に話してくれました。

おばさん家族との夕食に誘われる

家族の話をしている途中で、自分の家族の写真をみせ「自分の息子と娘も日本語を勉強中だから、もし時間があるならご飯でも食べながら日本語を教えてあげてくれない?」と聞いてきたのです。

内心怪しいとは感じていましたが、1人で夕食を食べるのはなんだか寂しかったため、「モール内の飲食店で食べるならいいよ」と返事をしました。

このとき「私の自宅で食べよう!」とか言われていたら断っていたと思いますが、モール内には日本人もちらほらいたし、警備員もいました。なにかあった際にはすぐ助けを呼べる環境ではあったので、一緒に食べることにしたのです。

息子さんと娘さんが来るまで少し時間がかかると言われたので、1時間後に待ち合わせの約束をし解散しました。

待ち合わせ場所に来たのはおばさん1人だった

1時間後、約束の場所で待っているとおばさんが現れました。しかし、なぜかそこに家族の姿はなくおばさん1人しかいません。

おばさんは、僕に近づくと申し訳なさそうにこう言いました。

おばさん:「ごめんなさい。家族がこっちに向かえなくなっちゃって…」

おばさん:「私の娘に電話するから話してもらえない?」

僕:「えっ?なんで来られなくなったの?」

おばさん「とにかく電話するから娘と話してみて」

なぜ来られなくなったのかは話してくれず、とにかく娘と電話で話しての一点張り。無理やり携帯を渡され娘さんと話すことになりました。

娘:「もしもし?」

僕:「もしもし。こんばんは」

娘:「そっちに行けなくてごめんなさい」

娘:「お爺ちゃんが急に熱を出し看病しなくちゃいけなくてそっちに向かえないの。だから、私たちの自宅で一緒にご飯を食べましょう」

いやいや。たった1時間で急に熱なんか出るもん?笑

僕:「そうなんだ。でも、僕は君の家には行かないよ」

娘:「どうして?日本語を教えてくれるんじゃないの?」

僕:「モール内で一緒にご飯を食べるからOKしたけれど、違うなら一緒には食べないよ」

娘:「兄もあなたに会えるのを楽しみにしてるのよ?」

僕:「そうかもしれない。だけど僕は君たちの家には行かない」

そんなやり取りを何回か繰り返していると、お母さんに代わってと言うので携帯をおばさんに渡しました。

おばさん:「いま息子をこっちに向かわせてるから一緒に自宅に行きましょう」

あー。そういう展開ね。これは逃げないとやばい。

となりで行われていた販売イベントに助けられる

この機会を逃せば無理やり家に連れていかれるだろうし、もしかしたら息子はめちゃくちゃマッチョで怖い形相かもしれない。

そんな恐怖の展開を考えると、なんとしても息子が来る前に逃げたいと思いました。

僕:「どうして家に行く必要がある?息子と娘が来れないのならあなたと2人でここで食事をすればいい」

おばさん:「あなたを家族に紹介したい」

おばさん:「15分ほどで息子が迎えに来るからそれまで待とう」

僕:「家に行くなら僕は帰るよ」

そう言って帰ろうとするが、

…..(゜.゜)

逃がさないために、僕のバックの紐をつかんでいました。

どうしよ(゜.゜)

どうにか逃げる方法はないのか考えていると、待ち合わせ場所のすぐ隣でなにかの販売イベントが始まり、その場所に続々と人が集まりだしている。

息子が到着したのかおばさんの携帯に電話がかかってきましたが、周りが騒がしかったためか掴んでいたかばんの紐を離して僕から少し離れた瞬間、とにかく全力で走りました。めちゃくちゃ全力で。

なんとか、トゥクトゥク拾ってホテルに帰れましたがほんとに焦りましたね。

カンボジアで多い詐欺というのは事前に知っていたのですが、手口まではきちんと調べていなかったのが引っ掛かりそうになった原因ですね。

いま思えば、何枚か見せてもらった家族写真にもおばさんの姿は一切なかったり、思い出に2人で写真を撮ろうとすると頑なに写真は嫌いと拒否されたりと最初から怪しさ満点の出会いでしたが、お金も取られていないことですしいい経験とします(笑)

まとめ:カンボジア渡航前に詐欺情報を確認しておこう!

今回は、カンボジアで注意したい詐欺4つを紹介してきました。

最後にもう一度、カンボジアで注意したい詐欺をまとめておきます。

  • eビザ申請詐欺
  • トゥクトゥク、バイタクシー前払い詐欺
  • 銀行振り込め詐欺
  • いかさま賭博詐欺

日本でも詐欺は私たちの身近に潜んでいますが、どの国に行っても悪い人たちは存在します。

その国で注意するべき詐欺を事前に確認しておかないと、いつの間にか自分が詐欺にはめられていたなんてこともあるかもしれません。

悪い人たちも存在するということを頭の中に入れておくだけで、詐欺に遭うリスクをかなり減らすことができるはずです。

カンボジアへ訪れる方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
カンボジア旅行の前に準備しておきたい7つのこと