高所恐怖症の治し方!僕が恐怖症を克服しつつある理由も紹介!

先端恐怖症や閉所恐怖症や対人恐怖症など、世の中には実にさまざまな恐怖症が存在します。

その中の1つである高所恐怖症は、高さに対して恐怖を感じる恐怖症であり、この記事を読んでいる方の中にも高所恐怖症で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

日常生活に影響を及ぼすほどではありませんが、僕も小さい頃からずっとこの恐怖症に悩んできました。しかし、最近になって高所恐怖症を少しずつ克服し始めているのではないかと感じています。

その理由を書いていくとともに、少しでも悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

高所恐怖症とは?

そもそも高所恐怖症とは、どういった心理的な病気なのでしょうか。

ウィキペディアには以下のように書かれています。

高所恐怖症(こうしょきょうふしょう)は、特定の恐怖症のひとつ。高い所(人によって程度の差がある)に登ると、それが安全な場所であっても、下に落ちてしまうのではないかという不安がつきまとう病的な心理。厳密に言えば「単に高い場所が苦手なこと」とは異なる(こちらは正確には「高所恐怖癖」という。高い場所で本能的に危険を感じ、怖がるのは身を守るための正常な反応である)。

真性患者は全高1メートル弱の脚立の上でも身体が竦み、動けなくなってしまう。重度の場合はパニックになり嘔吐するといった症状が見られる。その為、日常生活においても影響を及ぼし、治療が必須とされる不安障害とされている。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%89%80%E6%81%90%E6%80%96%E7%97%87

高所恐怖症とは、たとえ安全な場所であったとしても高いところに登ることで、身の危険を感じて不安になってしまう病的心理のこと。

また、単純に高い場所が苦手な場合は高所恐怖症とは言わず「高所恐怖癖」と言うそうです。

  • 高所恐怖症
  • 高所恐怖癖

高所恐怖症と高所恐怖癖の違いはなにかというと、日常生活に影響を及ぼすほどの症状であるかだと思います。

日常生活に影響を及ぼすほどの症状であれば「高所恐怖症」、日常生活に影響を及ぼすことはなく単に高い場所が苦手なだけであれば「高所恐怖癖」というように分けられるのではないでしょうか。

なぜ高い場所を怖いと感じてしまうのか?

人間は本能的に高い場所を怖いと感じるようにできています。なぜなら、高所は命の危険と繋がっていることも多く、高所を危険と感じることで自分の身の安全を守っているからです。

高所が苦手な方は「高所=下に落ちた時のことを考える」といった考えが頭の中にできてしまっていることが多く、「もしここで地震が起きたら…」「もしジェットコースターの安全バーが外れたら…」などと、高所での最悪の展開をいろいろと考えることで高所を怖いと感じてしまいます。

僕自身、東京タワーやスカイツリーなどの最上階で1番最初に思うことは「おぉ!景色綺麗だ~!」ではなく「落ちたら絶対死ぬよね(汗)」です。

恐怖が形成されるメカニズムについては、恐怖症などの治療を行っている「元住吉こころみクリニック」のホームページにてこのように書かれていました。

恐怖が形成されていくメカニズムには、脳の偏桃体(へんとうたい)という部位が重要な働きをします。偏桃体は、原始的な「快か不快か」の判断をする役割を持つと考えられています。

ある対象に対し偏桃体が「快」と判断すれば、からだはリラックスし、喜びや安心などの感情が生まれます。反対に「不快」と判断すれば、その対象から逃げたり戦ったりするために交感神経が激しく緊張し、からだは逃走・戦闘モードに入ります。恐怖は、偏桃体がある対象を「不快」と判断したときにおこる感情です。

元々恐怖は、自分の身に危険がおよぶものを避けるための大切なシグナルです。偏桃体に伝わった情報は、さまざまな身体の恐怖反応を引き起こします。血圧上昇や心拍数の増加、呼吸数増加、抗ストレスホルモンの増加などです。体が激しく緊張するのは逃走・戦闘モードに入ることで危険をかわそうとする野生の本能です。

動物実験で偏桃体に電気刺激を与えると、恐怖や怒りなどの反応を見せるという結果が報告されています。また、扁桃体が損傷されると反応が低下し、危険なものを近づけても逃げようともしなくなります。このことから、恐怖→逃走・戦闘という流れの最初を判断するのは偏桃体と考えられているのです。

恐怖症の患者さんでは、この偏桃体の働きが過度になり、本来さほど危険ではない対象や状況に対し、強い恐怖を感じてしまう状態になっていると考えられています。

また、恐怖を感じた状況をインプットし、恐怖体験を学習していく過程には脳の海馬(かいば)という部位が深く関わります。とくに、状況に対する恐怖では、海馬の働きが強く関わっています。海馬は「記憶」を司る部位です。海馬で処理された情報が偏桃体に伝わり、恐怖が生み出されます。

恐怖が固定化されてしまうと海馬の役割は小さくなりますが、反対に恐怖を消していく過程では、海馬に新しい記憶を塗り重ねていくことが重要になります。恐怖症を克服していくには、海馬に刻まれた恐怖の記憶を、「怖くない」という体験で塗り重ね、新しい記憶を構築していくことが大切と考えられています。

恐怖に対する治療では、過敏になってしまっている偏桃体の機能をやわらげるお薬と、恐怖の対象に少しずつ慣れ、海馬に新しい記憶を塗り重ねていく精神療法の併用が基本になっています。

引用元:https://cocoromi-cl.jp/knowledge/psychiatry-disease/phobia/about-phobia/

日常生活に支障をきたす症状の場合は、治療していく上で薬物療法精神療法が必要となるようです。

しかし、日常生活に支障が出ないほどの症状であれば「高所=安全」ということを脳に理解させることで、ある程度は自分で克服していくことが可能だと考えています。

小さい頃から高い場所が苦手だった

僕は、小さい頃から高い場所が苦手でした。苦手だったというよりも高い場所に行くと恐怖を感じてしまうと言ったほうがいいかもしれません。

ディズニーランドのトゥーンタウンにある子ども向けジェットコースターでさえ、乗り場直前で怖くなって待っていたくらいですから、いま思えば結構重症だったのかもしれませんね(笑)

これだけだと「ジェットコースター恐怖症じゃないの?」って思う方もいるかもしれませんが、暗い場所を猛スピードで走行するスペースマウンテンは乗れていました。

いつから高い場所に対して恐怖を抱くようになったのかは正直分かりません。

自分ではっきり意識するようになったのは小学校4年生頃からで、大人になったら自然と治るものだと思っていましたが全然ダメでした。

ただ、高い場所に恐怖を感じるものの楽しめていないわけではありません。完全に恐怖心がなくなるわけではないのですが、少し経つと慣れてきて楽しめる余裕は出てくるんです。

飛行機に乗る機会が増えたことで高所に慣れてきた

そんな感じで小さい頃から高所を怖いと感じてきたわけですが、飛行機に乗る機会が増えたことで以前より高所にいることが大丈夫になってきました。

克服というよりかは、慣れてきたと言った方がいいのかもしれません。

飛行機は、事故に遭遇する確率が宝くじに当選するよりも低いといわれています。その理由は、1度でも重大な事故を起こしてしまうと多くの人の命を奪ってしまうことになるため、事故を回避するための最新技術が搭載されていたり、飛行前の点検は必ず行われていたり、厳しい訓練を受けたパイロットでなければ操縦できないなど、安全にめちゃくちゃ気を使っているからです。

昔の僕だったら、上空1万メートル辺りで飛行機が揺れだしたら、

「えっ…。落ちないよね?(汗)」

って思いながら、手汗だらだらで不安になっていたわけです。しかし、最近は少しの揺れでは動揺しなくなっていることに気がつきました。

「元々嫌いだったものでも、同じことを何度か繰り返すうちに好きになっていた」

みなさんもそんな経験ありませんか。

揺れたとしても飛行機が墜落することはない、安全だと判断された時にしか飛行機は飛ばないということから、「飛行機=安全→高所=安全」と脳が徐々に理解しているのかもしれませんね。

さいごに

自分自身の体験から感じたことは、高所に対しての恐怖は自分である程度克服できるということです。少しずつ高い場所へ行く機会を増やし、高所に慣れていくことが大切かなと思います。

ただし、これは軽い症状であればの話で高い場所に行くと吐き気が襲ってきたり、震えが止まらなくなる、歩けなくなるほどのめまいが襲うなど、重症の場合は専門的な治療をしていく必要があります。

無理に自分で克服しようとすると症状を悪化させたり、克服しづらくなってしまう可能性もありますので、必ず専門機関を受診するようにしましょう!

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