海外旅行に行くけれど、「保険に加入したほうがいいのかな…」「保険料を安くする方法はないのかな…」と気になっていませんか。
海外では日本の健康保険証が使えないため、ケガや病気で治療を受けると高額な治療費を請求される危険性があります。
1日500円ほどの保険料でリスクに備えられるので、海外旅行では保険に必ず加入しておきましょう。
今回は、下記のような悩みを解決できる記事を用意しました。
- おすすめの保険会社はどこ?
- 海外旅行保険に加入するメリットは?
- 海外旅行保険を選ぶときのポイントは?
この記事を読めば、海外旅行保険の必要性、おすすめの保険会社などが分かるようになります。
おすすめ海外旅行保険5選

当サイトがおすすめする海外旅行保険は下記5つです。
- エイチ・エス損保 →リーズナブルな保険料が人気
- ジェイアイ傷害火災 →フリープランがあり補償項目も充実
- 損保ジャパン →保険プランが豊富
- 三井住友海上 → 契約可能期間が最長2年だから長期留学生も安心
- AIG損保 → 治療・救援者費用の保険金額が無制限のプランあり
「保険料」「補償内容の充実度」「キャッシュレス診療の提携病院」、3つの項目をもとに保険会社を厳選しました。
ネット経由での申し込みを参考にしているため、書面や空港で申し込んだ場合、本記事の内容と異なることがあります。
「行先:韓国、日数:3日間、旅行目的:観光、プラン&人数:個人・1人」の条件で、それぞれの最安値保険料を下記表にまとめました。
※表は横にスクロールできます。
エイチ・エス損保 | ジェイアイ傷害火災 | 損保ジャパン | 三井住友海上 | AIG損保 | |
---|---|---|---|---|---|
契約タイプと年齢 | P1タイプ・20歳~64歳まで | 保険料節約プラン・10歳~49歳まで | 保険料抑えたいプラン | タイプA | WL2 |
保険料 | 870円 | 990円 | 1,480円 | 1,540円 | 3,740円 |
傷害死亡 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 30万円〜1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 500万円 |
治療・救援費用 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 無制限 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
携行品損害 | 30万円 | 30万円 | 30万円 | 30万円 | 30万円 |
航空機寄託手荷物遅延 | 1万円 | 1万円 | 10万円 | 10万円 | 5万円 |
緊急歯科治療 | ー | 10万円 | ー | 補償あり | 10万円 |
弁護士費用等 | ー | 100万円 | ー | 100万円 | ー |
テロ等対応 | ー | 1万円(日額) | ー | 10万円 | ー |
エイチ・エス損保の「たびとも」

- とにかく保険料が安い
- 新型コロナも補償の対象
- 24時間365日の安心サポート
- サポートセンターはLINE電話にも対応
- 電子機器等補償もオプションで付けられる
エイチ・エス損保の「たびとも」は、ネット専門だからこそできるリーズナブルな保険料が人気の保険会社です。
過去3年以内のリピーターならさらに3%の割引も受けられ、新型コロナも補償対象となっている点、電子機器等補償もオプションで付けられる点も魅力です。
HISグループ企業が運営する損害保険会社ですし、サポートセンターは24時間365日、「LINE電話」または「フリーダイヤル(50ヵ国以上対応)」から連絡できるため安心感もあります。
申込期日 | 出発90日前〜出発当日 |
---|---|
契約可能な保険期間(観光) | 31日まで |
契約可能な年齢 | なし |
キャッシュレス診療の提携病院 | 300か所以上 |
フリープラン | あり |
付保証明書 | 3か国語(英語/フランス語/中国語) |
契約可能な範囲 | 個人、家族、グループ |
契約可能な渡航目的 | 観光、商用、留学 |
支払方法 | クレカ決済、キャリア決済(docomoは不可)、PayPay |
ジェイアイ傷害火災の「t@biho(たびほ)」

- ネット申込が安い(書面申込より72%OFF)
- カスタマイズ性が高く、必要な補償項目のみ選べる
- リスクの低い10~49歳は保険料が割安になる
- カスタマーサービスは24時間365日対応
ジェイアイ傷害火災の「t@biho(たびほ)」は、ネット販売だからこそできるコスト削減、旅行先と年齢による2軸の「リスク細分型」を導入することで、低価格な海外旅行保険を実現しています。
「保険料節約プラン」や「おすすめプラン」のほかに、補償項目・保険金額をカスタマイズできる「フリープラン」もあるため、自分の予算に合わせた保険プランを選択可能。
また、カスタマーサービスは24時間365日 日本語でサポートしており、海外300か所以上の医療機関でキャッシュレス診療にも対応しているため安心です。
申込期日 | 出発3か月前〜出発当日 |
---|---|
契約可能な保険期間(観光) | 31日まで |
契約可能な年齢 | 99歳以下の方 |
キャッシュレス診療の提携病院 | 300か所以上 |
フリープラン | あり |
付保証明書 | 7か国語(英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語/中国語) |
契約可能な範囲 | 個人、家族、グループ |
契約可能な渡航目的 | 観光、商用、留学、駐在、ワーホリ |
支払方法 | クレカ決済、キャリア決済 |
損保ジャパンの「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」

- ネット申込なら店頭申込より55%OFF
- 必要な補償だけを選べるオーダーメイドプランがある
- 家族で加入すればさらに割引が受けられる
- LINEで事故・トラブルの連絡ができる(24時間対応)
損保ジャパンの「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」は、補償項目をカスタマイズできるオーダーメイドプランが人気です。
家族で加入すればさらに割引が受けられたり、LINEで事故連絡~保険金請求まで完結できるチャットサービスも魅力があります。
「医療アシスタンスサービス」「事故相談サービス」「海外とらべるサポート」3つのサポート体制があるため、安心して海外旅行を楽しめます。
申込期日 | 出発45日前〜出発当日 |
---|---|
契約可能な保険期間(観光) | 92日間まで |
契約可能な年齢 | なし |
キャッシュレス診療の提携病院 | 1,400か所以上 |
フリープラン | あり |
付保証明書 | 3か国語(英語/フランス語/スペイン語) |
契約可能な範囲 | 個人、家族 |
契約可能な渡航目的 | 観光、商用、留学、駐在、ワーキングホリデー |
支払方法 | クレカ決済 |
三井住友海上の「ネットde保険@とらべる」

- ネット申込なら書面申込より約46%OFF
- リピーター割引もあり(5%OFF)
- 24時間365日 日本語対応のサポート体制
三井住友海上の「ネットde保険@とらべる」は、充実した補償を受けられるプランに加え、海外旅行傷害保険が付帯したクレカを持っているかた向けのプランを取り扱っているのが特徴です。
海外旅行傷害保険が付帯したクレカを持参する方、必要最低限の補償だけでいいから保険料を抑えたい方におすすめ。
カスタマーサービスも24時間365日 日本語対応のため、安心して海外旅行を楽しめます。
申込期日 | 出発60日前〜出発当日の午後11:30まで |
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契約可能な保険期間(観光) | 92日間まで |
契約可能な年齢 | 満69歳以下の方 |
キャッシュレス診療の提携病院 | 1,600か所以上 |
フリープラン | なし |
付保証明書 | 5か国語(英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語) |
契約可能な範囲 | 個人、家族 |
契約可能な渡航目的 | 観光、商用、留学 |
支払方法 | クレカ決済 |
AIG損保

- 治療・救援費用の保険金額が無制限のプランがある
- サポートが非常に充実している(お客様満足度93.3%)
- 外国語が話せないときに便利なトラベルカルテを利用できる
- Webによる総合ヘルスケア相談サービスを無料で使える(提携サービス)
「AIG損保」は、治療・救援者費用の保険金額が無制限となるインフィニティプランが人気の保険会社。
サポートも非常に充実しており、24時間365日 日本語対応の「アシスタンスサービス」、Webによる総合ヘルスケア相談サービス「Doctors Me」、英語が話せなくても重要情報を医師に伝えられる「トラベルカルテ」などを提供。
他社にくらべ保険料は高くなりますが、サポートを充実させたい方には最適です。
申込期日 | 出発3ヵ月前〜出発当日 |
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契約可能な保険期間(観光) | 6ヵ月まで |
契約可能な年齢 | 満69歳以下の方 |
キャッシュレス診療の提携病院 | 55万か所以上 |
フリープラン | なし |
付保証明書 | 6か国語(英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語) |
契約可能な範囲 | 個人、家族、グループ |
契約可能な渡航目的 | 観光、商用、留学、駐在、ワーキングホリデー |
支払方法 | クレカ決済、コンビニ決済、Pay-easy |
海外旅行保険に加入するメリットは?

海外旅行保険に加入する1番のメリットは、海外での高額な医療費に備えることができる点です。
海外の医療費は日本と比べて高額なため、保険に加入しないで渡航するのは非常に危険です。
海外で盲腸とアキレス腱断裂の手術を受けた際の費用と、1日あたりの部屋代(個室)をまとめました。
なお、掲載しているのは私立病院でかかる医療費となります(カナダのみ公立病院)。
渡航先 | 盲腸の手術費 | アキレス腱断裂の手術費 | 1日の部屋代(個室) |
---|---|---|---|
アメリカ・ハワイ | 約2,012,300円~約3,219,600円 | 約2,817,200円~約3,219,600円 | 約136,800円〜約523,200円 |
カナダ | 約159,200円 | 約318,300円 | 約119,400円~約397,900円 |
イギリス | 約444,700円 | 約825,800円 | ー |
フランス | 約586,300円 | 約977,100円 | 病院による |
インドネシア | 約266,800円 | 約264,400円 | 約108,700円~約233,400円 |
シンガポール | 約633,200円 | 約1,139,800円 | 約46,500円 |
中国 | 約405,800円 | 約320,400円 | 約31,800円~約115,300円 |
韓国 | 約265,600円~約494,200円 | 約217,300円~約494,200円 | 約23,300~約88,500円 |
オーストラリア | 約431,900円 | 約431,900円 | 約83,000円 |
上記からわかるように、アメリカやヨーロッパはとくに医療費が高額です。
また、どの国も現地から日本への移送費は、数百万~数千万円請求されることも珍しくありません。
数日だけの短期滞在だとしても、病気やケガをする可能性は十分あるので、しっかり保険で備えておくことが大切です。
補足:一部医療費の払い戻しを受けられる「海外療養費制度」もある

海外療養費制度とは、国民健康保険または社会保険等の被保険者が、渡航先の医療機関でやむを得ず治療などを受けた場合に、一部医療費の払い戻しを受けられる制度です。
ただ、日本国内の医療機関でかかる治療費を基準に支給金額が決まるので、医療費が高額な海外では自己負担額も多くなります。
また、キャッシュレス診療を利用することはできないため、現地では一旦自分で治療費を全額支払わなければなりません。
こういった点からも、基本的には保険会社の海外旅行保険に加入するのがおすすめです。
保険申込まえに抑えておくべき補償内容

ジェイアイ傷害火災保険株式会社の調査によると、海外旅行保険で最も事故件数が多い補償項目は、1位「治療・救援費用」、2位「携行品損害」、3位「旅行事故緊急費用」という結果が出ています(2006年以降順位の変動なし)。
まずは、基本的な補償項目について簡単に把握しておきましょう。
- 傷害死亡
- 傷害後遺障害
- 【重要】治療・救援費用
- 疾病死亡
- 【重要】携行品損害
- 【重要】個人賠償責任
- 航空機遅延費用・航空機寄託手荷物等遅延費用
このほかにも、被害事故に遭い弁護士に委任して損害賠償請求をする際の「弁護士費用」、海外で緊急歯科治療を開始した場合に保険金が支払われる「緊急歯科治療」などがあります。
傷害死亡
事故によるケガが原因で、事故の日からその日を含めて180日以内に亡くなった場合に保険金が支払われます。
ケンカ・自殺・犯罪行為、脳疾患・疾病、妊娠・出産、保険契約者・被保険者の故意または重大な過失などによるケガは保険金の支払い対象外です。
傷害後遺障害
事故によるケガが原因で、事故の日からその日を含めて180日以内に身体に後遺障害が生じた場合に保険金が支払われます。
こちらも傷害死亡と同じく、ケンカ・自殺・犯罪行為、脳疾患・疾病、妊娠・出産、保険契約者・被保険者の故意または重大な過失などによるケガは保険金の支払い対象外です。
また、むちうち症や腰痛など、医学的他覚所見のない場合も対象外となります。
【重要】治療・救援費用
ケガや病気で治療を受けた場合や、搭乗中の飛行機が遭難した場合の捜索&救助費用、ケガや病気で日本から家族がかけつけた場合などに保険金が支払われます。
ケンカ・自殺・犯罪行為により生じたケガまたは発病した病気や、妊娠・出産などによる病気の場合、歯科疾病により生じた費用は保険金の支払い対象外です。
疾病死亡
病気が原因で亡くなった場合に保険金が支払われます。
ケンカ・自殺・犯罪行為により発病した病気や、妊娠・出産による病気、歯科疾病などは保険金の支払い対象外です。
【重要】携行品損害
自分が所有している持ち物(バッグや時計など)が、盗難・破損・火災等の偶然な事故により損害を受けた場合に保険金が支払われます。
現金・クレジットカード・コンタクトレンズ・データ、置き忘れ・紛失などは保険対象とならないため注意してください。
【需要】個人賠償責任
他人にケガを負わせたり、他人の物を破損・紛失し、法律上の損害賠償責任を負った場合などに保険金が支払われます。
仕事上(アルバイトを含む)での損害賠償責任、心神喪失に起因する損害賠償責任、親族に対する損害賠償責任などは保険金の支払い対象外です。
航空機遅延費用・航空機寄託手荷物等遅延費用
航空機遅延費用は、悪天候や機体の異常などで搭乗便が6時間以上遅延したり、欠航・運休になった場合に保険金が支払われます(代替機を利用できる場合は対象外)。
航空機寄託手荷物等遅延費用は、航空会社に預けた手荷物が、到着後6時間以内に目的地に運搬されなかった場合に保険金が支払われます。
ほかの補償に比べて保険金は少ないですが、いざという時に便利な補償です。
海外旅行保険を選ぶときの4ポイント

この章では、海外旅行保険を選ぶときのポイントをご紹介します。
- 保険料を抑えたいならフリープランがおすすめ
- キャッシュレス診療の提携病院をチェックする
- クレジットカードの付帯保険でさらに補償を充実させる
- 保険加入が義務付けられている国かチェックする
それでは順番にみていきましょう。
ポイント1:保険料を抑えたいならフリープランがおすすめ
保険料を抑えたい場合にまず検討したいのが、フリープランを取り扱っている保険会社を選ぶことです。
フリープランとは、補償項目や保険金額を自分でカスタマイズできるプランで、「この補償は必要ないから外したい」「この補償は保険金をもっと充実させたい」などができるため自由度があります。
通常プランだと補償項目・保険金額を変更することはできないため、必要な補償だけを付けて保険料を抑えたい方は、フリープランを取り扱っている保険会社を選ぶと良いでしょう。
ポイント2:キャッシュレス診療の提携病院をチェックする
キャッシュレス診療とは、海外の病院で治療を受ける際に、その場で治療費を立替えることなく治療が受けられるサービスです。
基本的に大手保険会社であれば、キャッシュレス診療サポートを行っていますが、提携病院は保険会社ごとに異なります。
キャッシュレス診療の提携病院でない場合、治療費を一旦自分で立替えなければならないため、渡航先の提携病院をチェックしておきましょう。
ポイント3:クレジットカードの付帯保険でさらに補償を充実させる
クレジットカードの中には、海外旅行傷害保険が付帯しているものもあります。
「保険会社の海外旅行保険」と「クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険」を併用することで、それぞれの補償額を合算することができるため、補償をさらに充実させられます。
死亡保険金 | 「保険会社の海外旅行保険」と「クレカ付帯の海外旅行傷害保険」の両方から保険金が支払われる |
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後遺障害 | |
その他補償(治療費用・携行品損害など) | 「保険会社の海外旅行保険」と「クレカ付帯の海外旅行傷害保険」の保険金額を合算した金額を限度として、実際の損害額を按分して補償。1回の事故について限度額がある場合、その金額が上限となる |
保険会社の海外旅行保険だけでも十分な補償を受けられますが、双方を上手く活用すればより安心した海外旅行になるはずです。
ポイント4: 保険加入が義務付けられている国かチェックする
すべての国に当てはまるわけではありませんが、海外旅行保険の加入が必須となっている国もあるため注意が必要です。
海外旅行保険への加入を義務付けている国をいくつかあげてみました。
- エジプト:滞在中に有効な医療保険への加入が必須
- チリ:最低3万米ドルの治療費等を補償する保険への加入が必須(新型コロナもカバーしているもの)
- エクアドル:新型コロナの治療等をカバーしている保険への加入が必須
- ウクライナ:新型コロナの治療等をカバーしている保険への加入が必須
保険加入が必須となっている国はそれほど多くはないものの、新型コロナの影響から保険加入を義務付けている国も増えています。
こういった保険加入が必須の国では、付保証明書の携行も求められている場合が多いため、外務省の海外安全HPで渡航先の情報を確認しておきましょう。
まとめ:海外旅行保険に加入して安全な旅行にしよう!
今回は、おすすめ海外旅行保険、保険申込まえに抑えておくべき補償内容などをご紹介しました。
短期滞在の場合、海外旅行保険に加入せず渡航する方も意外と多いですが、僕の知り合いに海外で盲腸になり「手術費+入院費」で120万円ほどかかった人がいます。
その人は海外旅行保険に加入していたので大丈夫だったものの、もし保険に加入していなかったらと考えるとゾッとします。
保険料は1日500円ほどと安いので、自分の命を守るためにも海外旅行保険には加入するようにしましょう。