プレアヴィヒア寺院を完全ナビ!カンボジアの世界遺産でみる絶景!

2008年7月に、カンボジア2つ目の世界遺産として登録された「プレアヴィヒア寺院」。山岳の上に建立されていることから、別名”天空の寺院”とも呼ばれています。

寺院のある山頂からはカンボジアの大地が一望でき、カンボジア1番の絶景と言ってもいいくらい美しい景色が広がっています。

今回は、カンボジアにある「プレアヴィヒア寺院」をご紹介!

プレアヴィヒア寺院の場所

プレアヴィヒア寺院は、カンボジアとタイの国境線沿いにあります。シェムリアップ市内からは遠く、車で片道4時間ほどかかることから、観光する際には1日予定を空けておく必要があります。

世界遺産に登録されている寺院遺跡でありながらも、シェムリアップ周辺の寺院遺跡に比べ移動時間がかかるため、訪れる人は意外と少ないのかなという印象はあります。

プレアヴィヒア寺院の歴史

創建されたのはいつ?

9世紀末にカンボジア人のヤショーヴァルマン一世によって創建されました。

数世紀によって増築されたため、現在見られる寺院の大半は11世紀前半のスールヤヴァルマン一世と12世紀前半のスールヤヴァルマン二世の時代に増築されたものです。

ちなみに、スールヤヴァルマン二世はカンボジアの代表的な寺院である「アンコールワット」を造営した人物であり、プレアヴィヒア寺院はアンコールワットよりも前に造営された寺院なんです。

カンボジアとタイによる長年の領土争い

プレアヴィヒア寺院はカンボジアとタイの国境沿いということもあり、長年カンボジアとタイが領有権を巡って対立してきました。なぜ長年領有権を巡って対立してきたかというと、観光資源としての価値が高く、自国の領土とすることで経済的利益がもたらされるからです。

1962年に国際司法裁判所によってカンボジア領であることが認められると、タイ側はその判決を認めることはなかったものの、両国間の緊張は和らぐこととなりました。

しかし、カンボジアがUNESCOに対して申請していた世界遺産登録申請が通り、2008年7月にプレアヴィヒア寺院がカンボジアで2つ目の世界遺産として登録されると、両国の緊張は再び高まっていきました。

2012年の国際司法裁判所の部隊撤退命令で両国の軍隊が撤退するまで、両軍による銃撃戦がプレアヴィヒア寺院周辺で何度も発生し、双方に死者を出してしまうほどの争いとなってしまいました。2013年には寺院周辺の土地もカンボジア領とする判決が国際司法裁判所によって出されたことで、プレアヴィヒア寺院一帯がカンボジア領だと世界に認められたこととなりました。

歴史的な遺産に価値があるのは分かりますが、やはり死傷者を出してまで争い合うというのは悲しいことですね。

現在のプレアヴィヒア寺院周辺の治安

過去にカンボジアとタイ両軍による銃撃戦が起こっていたエリアではありますが、現在は両国間の緊張も和らいでいるため、基本的には安全に観光することができます。

ただし、寺院周辺には撤去されていない地雷が未だに多く残っており、整備された道以外の場所を歩くことは危険です。特にチケット売り場から山頂まで徒歩で登頂する方は、道からそれて歩かないように十分注意してください。

また、両国間で再び対立が起きる可能性も0とは言えないので、渡航前には外務省の治安情報を確認しておくと安心です。

ゲストハウスで募集していた乗合チャーターを利用

  • ツアー
  • ゲストハウスで募集の乗合チャーター
  • 自分で乗合バスや乗合タクシーを探す

シェムリアップ市内からプレアヴィヒア寺院までの行き方はいくつかあるのですが、今回は「クロマーヤマトゲストハウス( 現BLANK GUESTHOUSE)」で乗合チャーターの募集をかけてみることに。

クロマーヤマトゲストハウスのプレアヴィヒア寺院チャーターは1台$130ででき、最大12人まで一緒に利用することが可能でした。

なので仮に12人集まれば、

$130÷12人=約$10

という安さでチャーターできてしまえます。

これは最大定員である12人集まったらの話なのですが、なるべく出費を抑えるためにも人数は集めたいところ。

さっそく利用予定日の3日前に募集をかけましたが、オフシーズンということもあってまったく人が集まらない(笑)

チャーター最終受付時間は前日の21時までなので、その少し前にゲストハウスに電話し状況を確認してみると「3人集まっています(´▽`)」とのこと。

どうやら、夕方ごろに掲示板を見にきた3人が名前を書いてくれたみたい。目標であった12人には及びませんでしたが、最終的には僕と友人以外に3人も集まってくれたおかげで、チャーター料は1人$26と、ツアーより全然安く抑えることができました。

シェムリアップからプレアヴィヒア寺院までの行き方は、以下の記事を参考にしてください。

プレアヴィヒアへの行き方を解説!ツアー&チャーターどっちがお得?

チケット売り場

当日は朝8時にクロマーヤマトに集合し、シェムリアップからプレアヴィヒア寺院のある山の麓まで4時間ほどで到着。遺跡へ入場するにはチケットが必要なため、ドライバーがチケット売り場まで案内してくれました。

遺跡の入場料は1人$10で、乗り換えの車両代もここで一緒に払います(遺跡入場料とは別料金)。現在はチケット購入時にパスポートの提示は求められないそうですが、念のため持っていくのがいいかと。

ピックアップトラック・バイタクに乗り換え山頂へ

チケット売り場から寺院のある山頂へは、ピックアップトラック(4WD)かバイタクへと乗り換える必要があります。

徒歩での登頂も可能みたいですが、ツアーやゲストハウスのチャーターは遺跡滞在時間が2~3時間と決まっていることから時間的に難しいと思います。

ピックアップトラック:$25/1台(定員6名)
バイタク:$5/1人

ピックアップトラックの座席。シートベルトは付いていないので、鉄パイプにつかまって放り出されないようにしましょう(笑)

最初は緩やかな上り坂から始まり、だんだんと角度が急な上り坂へと変わっていきます。

東京ディズニーシーのアトラクション、インディージョーンズを安全ベルトなしで乗った感じでした(笑)

バイタクはピックアップトラックよりも安い料金で利用できますが、スピードをかなり出すバイタクも多いので、安全面を考えると個人的にはあまりおすすめしません。

山の麓から15分~20分で遺跡の入り口に到着。ここから山頂へは徒歩で行かなければならず、1kmほど歩くこととなります。

そこまで急な上り坂はありませんでしたが、階段の多さと暑さで意外と体力が奪われました。

プレアヴィヒア寺院

プレアヴィヒアとはクメール語で神聖な寺院という意味らしく、タイ側の呼ばれ方であるプラーサート・プラウィハーンも同じ意味だそう。

プレアヴィヒア寺院の特徴としては、山頂に向けて5つの塔門が一直線上に配置されている点と、ほとんどのクメール王朝の寺院建築が東向きなのに対し、プレアヴィヒア寺院は南北軸に沿って建てられているという点です。

第一塔門

ピックアップトラックやバイタクの到着ポイントから少し歩いた場所にあるのが、旧2000R紙幣の図柄として有名な第一塔門。

ちなみに、第一塔門に到着したら裏側にまわらないと見られないので気をつけてください!

ほとんど崩壊していました。

タイ国境へと続いていますが、遺跡見学の人はタイとの往来は一切できません。

タイ国境へと続く道の途中に崩壊していないナーガの大きな石像があるので、時間に余裕のある方は見てほしいです。

第二塔門へと続く参道。

第二塔門へと続く階段の手前にある貯水池。

第二塔門

こちらは第二塔門。

山頂側の門で注目してほしいのが、ヒンドゥー教の天地創世神話である乳海撹拌のレリーフ。ここに話の内容を書いてしまうととても長くなってしまうので、気になる方はPEACE IN TOURさんの記事をご覧ください。

同じく世界遺産であるアンコールワットの第一回廊では、話の内容がレリーフで描かれているので、訪れた際にはぜひ確認してみてくださいね!

第三塔門へと続く参道。

第三塔門

第三塔門。

中に入ってみると遺跡感がかなり増しますね。

山頂側。

第四塔門へと続く参道の左右にはナーガの装飾が施されていますが、首の部分はどちらも崩壊していました。

第四塔門・第五塔門

第四塔門。

回廊。

崩壊した石材を1ヵ所に集めたのでしょうか?

中央祠堂にはシヴァ神が祀られています。

山頂から見下ろす景色は絶景

やっと目当ての場所に到着。いろいろ見てまわっていたので、頂上に着くまで1時間半ほどかかりました。

そして、頂上から見える景色がこちら。

うっすらと雲がかかっていましたが、目の前には絶景が広がっていました。

こんな高い場所に寺院を建てた人たちは、ほんとうに凄いなと思ってしまいます。やはり、なるべく神に近い場所にという思いがあったのかもしれませんね。

かなり広い寺院ではありますが、隅々まで見たとしても2時間ほどでまわれるかと!あと、カンボジアではサンダルで歩く人も多いですが、遺跡では足場が悪いところも多いため、スニーカーで行くことをおすすめします。

さいごに

チャーター($130÷5名):$26
遺跡チケット代:$10
ピックアップトラック代(1台$25÷5名):$5
昼食代や飲み物代:$10
合計=$51

プリアヴィヒア寺院観光でかかった費用は上のようになりました。

プレアヴィヒア寺院遺跡をまわってみて感じたのは、全体的に遺跡がかなり崩壊してしまっているということ。

これ以上の崩壊を防ぐために簡易的な処置を施している部分も一部ありましたが、ほとんどは放置状態でした。金銭的な面で修復するのは難しいのかもしれませんが、未来へ残していくために少しづつ修復してほしいなと思います。

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