スカイマークを利用しようと考えているけれど、「いま得・たす得の違いがわからない…」「スカイマークの航空券をおトクに購入する方法はあるのかな…」と悩んでいませんか?
スカイマークを利用するほとんどの方は、割引運賃である「いま得」「たす得」で航空券を購入すると思いますが、両者の違いを理解しないまま購入して後悔したという声をよく聞きます。
運賃の高い安い以外にも、航空券の購入期限・取消手数料の違いなどがあるため、それぞれの特徴をしっかり理解しておくことが大切です。
今回は、下記のような悩みを解決できる記事を用意しました。
- スカイマークのいま得・たす得とは?
- いま得・たす得で購入するときの注意点は?
- スカイマークの航空券をおトクに購入する方法はある?
この記事を読めば、スカイマークのいま得・たす得運賃の違いや、スカイマークの航空券をおトクに購入する方法などを知ることができます。
ジャンプできる目次
スカイマークのいま得・たす得とは?
スカイマークの「いま得」「たす得」は、便ごとの空席予測数に応じて運賃額が変動する割引運賃です。
早割(早期割引)のように早く予約すれば割引率が高くなるわけではなく、空席が多いと予想される日は運賃が安くなり、空席が少ないと予想される日は運賃が高くなります。
空席予測数は日々変動するため、昨日は運賃が安かったのに、翌日になると運賃が高くなっていたということも起きます。
航空券の購入期限 | 予約変更 | |
---|---|---|
いま得 | 搭乗日3日前まで | 変更できない |
たす得 | 搭乗日前日まで | 変更できる |
いま得・たす得の違いは、「航空券の購入期限」「取消手数料」「予約便変更の可不可」3つです(取消手数料は次章で詳しく解説します)。
その中でも、取消手数料・予約便変更の可不可についてはしっかり確認しておく必要があり、ここを理解しないまま購入すると高額な取消手数料に後悔します。
「空席予測数」とは、現時点における便の最終的な混み具合の予測値です。(ご予約時の便の空席状況のことではございません。)
https://www.skymark.co.jp/ja/fare/imatoku.html
いま得・たす得の取消手数料
「いま得」は、たす得よりも航空券を安く購入できる反面、予約便の変更が一切できません。
もしも予約変更をする場合、一旦予約を取り消してから再度予約をする必要があり、予約の取消時に「取消手数料+払戻手数料」がかかります。
取消手数料(1人1区間) | 航空券購入後~搭乗日30日前まで | 4,000円 |
---|---|---|
29日前~出発時刻前 | 5,000円 | |
搭乗予定便出発時刻以降 | 払戻不可 | |
払戻手数料 | 取消日にかかわらず、1人1区間500円(大人・小児同額) |
たとえば、搭乗日40日前に仕事都合などで予約変更をしなければならない場合、一旦予約を取り消す必要があり、その際に下記手数料がかかります。
4,000円(取消手数料)+500円(払戻手数料)=4,500円
片道(1区間)4,500円なので、往復だと9,000円も手数料で引かれます。
対して「たす得」は、いま得よりも運賃が1,000円~4,000円ほど高く設定されていますが、航空券購入後〜搭乗日前日まで予約便の変更ができます。
予約変更できる条件は決まっているため、あとで焦らないようにしっかり把握しておきましょう。
- 予約便と同一区間に限り変更可能(逆区間への変更はできない)
- たす得運賃でのみ予約変更できる(販売座席数に限りあり)
- 変更便との間に差額が生じる場合は返金または収受あり
- 航空券の有効期間は購入日翌日から起算して270日
予約変更は有効期間内であれば何度でもできますが、運賃は日々変動するため、購入時の運賃と変更便の運賃に差額がある場合は返金または収受ありです。
また、たす得でも予約の取り消しには「取消手数料+払戻手数料」がかかります。
取消手数料(1人1区間) | 航空券購入後~搭乗予定便出発時刻まで | 2,500円 |
---|---|---|
搭乗予定便出発時刻以降 | 払戻不可 | |
払戻手数料 | 取消日にかかわらず、1人1区間500円(大人・小児同額) |
スカイマークのいま得・たす得と他社運賃を比較
この章では、ANA(大手航空会社)・スカイマーク(中堅航空会社)・ジェットスター(格安航空会社)3社の運賃を比較検証していきます。
なお、各航空会社の期間限定運賃やキャンペーン、株主優待割引などは比較の対象外とします。
路線:東京(羽田・成田)⇔福岡
比較対象日:1ヵ月以内の予約、3ヵ月先の予約
人数:大人2名
※2021年11月8日現在をもとに比較
【東京(羽田・成田)→福岡】
1ヵ月以内の予約 | 3ヵ月先の予約 | |
---|---|---|
ANA | スーパーバリュー21:21,200円(7:25-09:30) | スーパーバリュー75:12,300円(7:25-09:30) |
スカイマーク | いま得:ー、たす得:19,900円(7:30-9:40) | いま得:ー、たす得:10,900円(7:30-9:40) |
ジェットスター | Starter:12,120円(8:20-10:35) | Starter:10,900円(8:20-10:35) |
【福岡→東京(羽田・成田)】
1ヵ月以内の予約 | 3ヵ月先の予約 | |
---|---|---|
ANA | スーパーバリュー21:28,500円(17:55-19:30) | スーパーバリュー75:19,900円(17:55-19:30) |
スカイマーク | いま得:ー、たす得:19,900円(17:45-19:20) | いま得:ー、たす得:17,900円(17:45-19:20) |
ジェットスター | Starter:15,680円(18:15-20:00) | Starter:15,680円(18:15-20:00) |
3社の運賃を比較してみた結果、航空券の安さは1位ジェットスター、2位スカイマーク、3位ANAとなりました。
基本運賃の安さが魅力のLCCですが、受託手荷物や座席指定が有料オプションだったり、決済手数料がかかる点、成田空港発着ということを考慮すると、LCCを利用したほうが必ずおトクとは言えません。
ジェットスターのStarter運賃も、受託手荷物料・座席指定料は含まれていないため、トータルでみるとスカイマークを利用したほうが安く済むことが多いです。
※大手航空会社や中堅航空会社は、受託手荷物料・座席指定料が運賃に含まれています。
スカイマーク航空券を安く購入する3つのコツ
ここからは、スカイマーク航空券を安く購入するためのコツをご紹介します。
- とにかく安く購入したいなら「いま得」がおすすめ
- 繁忙期限定の深夜早朝便を利用する
- 格安航空券比較サイトの「さくらトラベル」を利用する
それでは順番に解説していきます。
コツ①:とにかく安く購入したいなら「いま得」がおすすめ
期間限定のSKYセールや地域スペシャル運賃を除き、基本的にスカイマークで1番安い運賃は「いま得」です。
予約便の変更ができなかったり、取消手数料が高いなどのデメリットはあるものの、なるべく運賃を安く抑えたい方は「いま得」で購入するのがおすすめ。
ただ、「いま得」よりも「たす得」で購入したほうが安い場合もあるため、必ずしもいま得のほうが安いというわけではありません。
最近では、搭乗日が近い予約は「たす得」のほうが安く購入できるため、初めから「いま得」での購入ができないことも多いです。
コツ②:繁忙期限定の深夜早朝便を利用する
スカイマークは、通常フライトとは別に繁忙期限定(GWや年末年始など)で、深夜早朝便を毎年運航しています。
深夜早朝便とは、深夜・早朝の時間帯を使って運航される特別フライトのことで、「羽田⇔那覇」「羽田⇔新千歳」「名古屋(中部)⇔那覇」の3路線で運航しています。
通常フライトの最安値運賃より2,000円〜3,000円ほど安く航空券を購入できるため、繁忙期の旅行でぜひ活用してみてください。
スカイマークの深夜早朝便のようすは、「スカイマーク深夜早朝便の搭乗記」でご覧いただけます。

コツ③:格安航空券比較サイトの「さくらトラベル」を利用する
これはスカイマーク航空券を安く購入するというより、自分の利用する区間で1番安い航空券を購入したいときに活用するサービスです。
『さくらトラベル』なら、国内線運航の18社から最安値航空券を最短1分で検索してくれます。
自分で1社1社運賃を調べるのはとても効率が悪いため、こういったサービスを活用して航空券を購入し、旅行や出張の準備に多くの時間を割くようにしましょう。
さくらトラベルについては、「さくらトラベルの口コミ・評判」の記事で詳しく解説しています。

スカイマークのいま得・たす得に関するQ&A
スカイマークのいま得・たす得に関するQ&Aをまとめました。
スカイマークを利用する前にサクッと目を通しておきましょう。
- 航空券購入後に運賃が変動した場合はどうなりますか?
- いま得・たす得も受託手荷物・座席指定は無料でできますか?
- 子ども運賃はありますか?
- 赤ちゃんと一緒に搭乗することはできますか?
1つ1つ順番に回答していきます。
Q1:航空券購入後に運賃が変動した場合はどうなりますか?
航空券購入後に運賃が変動したとしても、支払代金に変わりはありません。
例えば12,000円の航空券を予約し、航空券の支払いまでに15,000円に値上がりしても、支払代金は12,000円となります。
スカイマークの「いま得」「たす得」は、便ごとの空席予測数に応じて運賃額が変動する割引運賃なので、運賃が安いと感じたら待たずに購入することをオススメします。
Q2:いま得・たす得も受託手荷物・座席指定は無料でできますか?
割引運賃である「いま得」「たす得」も、他の運賃と同じで受託手荷物・座席指定は無料でできます。
もちろん、決済手数料や発券手数料などもかからないので、安心して「いま得」「たす得」で購入してください。
Q3:子ども運賃はありますか?
「満3歳以上12歳未満の子ども」または「満3歳未満の子どもで座席を使用する場合」、小児普通運賃が適用されます。
ただ、割引運賃には小児運賃の設定はないため、大人と小児(満3歳以上満12歳未満)同伴の予約で割引運賃を選択した場合、割引運賃と小児普通運賃とを比較し安価な運賃が自動的に適用されます。
また、満3歳未満の子どもで座席を使用しない場合、大人の同伴者1名につき子ども1名のみ無料です(大人1名で2名まで同伴可能)。
2歳未満の子どもが一人で座席に座るには、チャイルドシートを持参しなければならないので注意してください。
※チャールドシートを使用するには、事前に予約センターへの連絡が必要です。
Q4:赤ちゃんと一緒に搭乗することはできますか?
赤ちゃんと一緒に搭乗することも可能です。
生後8日目から搭乗することができ、大人1名につき、座席を使用しない生後8日〜2歳の幼児1名まで無料で同伴できます。
まとめ:いま特・たす特はおトクな運賃だけど注意も必要!
今回は、スカイマークの割引運賃である「いま得」と「たす得」の違いや、スカイマーク航空券をおトクに購入するコツをご紹介しました。
スカイマークを利用する際に気をつけたいのは、少しでも予約変更する可能性がある場合、「たす得」で購入するということです。
安いからと何も考えずに「いま得」で購入すると、高額な取消手数料にあとで必ず後悔するので、しっかり検討してから購入するようにしましょう。
スカイマークの評判やサービスについては、「スカイマークの評判・口コミ」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
