ANAやJALなどの大手航空会社(FSC)と、ジェットスターやピーチなどの格安航空会社(LCC)の間に位置する中堅航空会社(MCC)のスカイマーク。
スカイマークの割引運賃である「いま得」「たす得」は、お得に航空券が予約できることから人気があるんですよね。
本記事では、下記のような悩みを解決します。
- スカイマークのいま得・たす得とは?
- いま得・たす得運賃は他の航空会社よりお得なの?
- 受託手荷物・座席指定はできるの?
この記事を読めば、スカイマークのいま得・たす得について理解できるだけでなく、本当に自分に合った運賃なのかを知ることができますよ。
まずは「スカイマークのいま得・たす得について」解説していき、最後に「いま得・たす得と一緒に知っておくべきこと3つ」を紹介していきますね。
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スカイマークのいま得・たす得とは?
いま得・たす得は、便ごとの空席予測数に応じて運賃額が変動する割引運賃です。
スカイマーク公式サイトでは、空席予測数について下記のように書かれています。
「空席予測数」とは、現時点における便の最終的な混み具合の予測値です。(ご予約時の便の空席状況のことではございません。)
自分が予約する時点の空席数ではなく、現時点での便の最終的な混み具合によって運賃が変わりますよということらしいですね。
それぞれを詳しく解説していきます。
いま得は予約変更できない運賃
「いま得」は、搭乗の3日前まで予約可能なスカイマークで2番目に安い割引運賃です。
とにかく航空券を安く予約したい方に向いていますが、航空券の予約変更ができない点に注意が必要。
予約変更するには一度予約を取り消す必要があり、「取消手数料+払戻手数料」がかかります。
航空券購入後~搭乗日30日前まで | 4,000円(1人1区間) |
---|---|
29日前~出発時刻前 | 5,000円(1人1区間) |
搭乗予定便出発時刻以降 | 払戻不可(旅客施設使用料のみ払い戻し) |
払戻手数料 | 取消日にかかわらず、1人1区間500円(大人・小児同額) |
例えば、搭乗日の30日前までに予約を取り消すと、
4,000円(取消手数料)+500円(払戻手数料)=4,500円
の手数料を支払うことになります。
1区間4,500円なので、往復2万円の航空券ならば約1万円を手数料として支払わなければなりません。
たす得は予約変更ができる運賃
「たす得」は、搭乗の前日まで予約可能な割引運賃です。
いま得よりも1,000円~3,000円ほど運賃が高く設定されていますが、航空券の予約変更ができるというメリットがあります。
予約変更する際に気をつけたいのは下記3つ。
- 同種運賃同一区間に限り予約変更が可能
- たす得の座席数には限りがある
- 変更希望便との間に差額が生じる場合は返金または収受あり
他の運賃への変更は不可となっているため、希望の日時に変更できない可能性があることも頭に入れておきましょう。
また、たす得でも予約の取り消しには「取消手数料+払戻手数料」がかかります。
航空券購入後~搭乗予定便出発時刻まで | 2,500円(一人一区間) |
---|---|
搭乗予定便出発時刻以降 | 払戻不可(旅客施設使用料のみ払い戻し) |
払戻手数料 | 取消日にかかわらず、1人1区間500円(大人・小児同額) |
搭乗予定便出発時刻までに予約の取り消しをした場合、
2,500円(取消手数料)+500円(払戻手数料)=3,000円
の手数料が取られてしまうので注意してください(往復予約なら倍の手数料)。
いま得・たす得と他社航空券の運賃を比較
ここからは、大手航空会社(ANA)・中堅航空会社(スカイマーク)・格安航空会社(ジェットスター)3社の運賃を比較していきたいと思います。
東京(羽田)→福岡線または東京(成田)→福岡線の1ヵ月以内(2020/10/3/土)、3ヵ月先(2020/12/19/土)を調べました。
※2020年9月16日現在をもとに比較
1ヵ月以内の予約の場合
航空会社 | 最安値運賃 |
---|---|
ANA | バリュー3G:26,600円 |
スカイマーク | いま得:11,400円、たす得:13,500円 |
ジェットスター | 7,430円 |
1ヵ月以内に予約した場合、1位ジェットスター、2位スカイマーク、3位ANAという結果でした。
LCCは基本運賃が安いため得をしているような気分になりますが、有料オプションである受託手荷物・座席指定などを追加してしまうと、大手航空会社や中堅航空会社と運賃がほとんど変わらないなんてこともよくあります。
それらの点を考慮しながら利用する航空会社を選ぶようにしましょう。
3ヵ月先の予約の場合
航空会社 | 最安値運賃 |
---|---|
ANA | スーパーバリュー75:9,200円 |
スカイマーク | ダッシュいま得:7,600円、いま得:9,700円、たす得:11,800円 |
ジェットスター | 8,450円 |
航空券代だけでみると、1位スカイマーク、2位ジェットスター、3位ANAという結果になりました。
スカイマークの「ダッシュいま得」だと、かなりお得に航空券を予約できることが分かりますね。
この運賃で羽田発着・受託手荷物無料・座席指定無料なわけですから、正直利用しない手はないかなと思います。
ただし、予約変更・払い戻しが一切できない割引運賃となっているため、よく考えてから予約するようにしてください。
スカイマークのいま得・たす得と一緒に知っておくべきこと3つ
いま得・たす得とあわせて知っておきたい知識は下記3つです。
- 搭乗日から45日前の予約ならダッシュいま得がお得
- 座席指定や受託手荷物も無料
- 航空券の比較はさくらトラベルが便利
その①:搭乗日から45日前の予約ならダッシュいま得がお得
搭乗日から45日前までの予約で、いま得よりもお得に航空券が予約できる「ダッシュいま得」が新運賃として登場しています。
スカイマークで一番お得に予約できる運賃で、空席予測数に応じて運賃が変わる「いま得・たす得」と異なり、早く予約すれば運賃が安くなる早割と考えてもらえればいいかなと。
ただし、この運賃は予約変更・払い戻しが一切できないため、よく考えてから予約するようにしましょう。
その②:座席指定や受託手荷物も無料
スカイマークはLCCだとよく言われていますが、実際はMCC(ミドル・コスト・キャリア)というランクになります。
大手航空会社と格安航空会社の間に位置しており、受託手荷物は無料範囲内であれば無料で預けることができますし、座席指定も無料ですることが可能。
もちろん、いま得・たす得関係なく全ての運賃で同じサービスが受けられるので安心してください。
その③:航空券の比較はさくらトラベルが便利
なるべく安い航空券を探している方は、他の航空会社の運賃も調べると思いますが、1社1社運賃を調べていくのはとても効率が悪いですよね。
そこでオススメなのが、航空券比較予約サイトの『さくらトラベル』です。
さくらトラベルならば、瞬時に最安値航空券を検索できてしまうため、旅行や出張の準備に多くの時間を割くことが可能となります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ:いま得・たす得を利用すればお得に航空券が予約できる!
今回は、スカイマークのいま得・たす得について解説してきました。
最後に、本記事の内容を簡単にまとめたいと思います。
- ダッシュいま得:スカイマークで1番オトクな予約変更・払い戻しができない早期割引運賃。搭乗の45日前まで予約できる
- いま得:スカイマークで2番目にオトクな予約変更ができない割引運賃。搭乗の3日前まで予約できる
- たす得:いま得よりも2,000円〜3,000円高いが予約変更ができる割引運賃。搭乗の前日まで予約できる
航空券を予約する際に気をつけたいのは、少しでも予約変更しそうなら「たす得」で予約するということです。
後先考えずに「ダッシュいま得」や「いま得」で予約すると、結局は予定が合わなくなって高い取消手数料を支払うことにもなりかねません。
無駄な出費を避けるためにも、十分検討してから予約するようにしましょう。
スカイマークの評判・口コミについて知りたい方は、下記記事にも目を通してみてください。
