瀬戸内海(播磨灘)に浮かぶ離島である小豆島。
この島には空港がなく、周辺の県と陸路でもつながっていないため、フェリーや高速船を利用して向かう必要があるんです。
いくつかある航路の中から、神戸⇔小豆島間を運航している「小豆島ジャンボフェリー」に乗船してきたので、レビューしていきたいと思います。
本記事では、以下のような悩みを解決できます。
- 神戸⇔小豆島を運航する小豆島ジャンボフェリーってなに?
- 小豆島ジャンボフェリー乗船までの流れは?
- 小豆島ジャンボフェリー船内のようすは?
この記事を読めば、神戸⇔小豆島間を運航する小豆島ジャンボフェリーについて詳しく知ることができますよ。
まずは「小豆島ジャンボフェリーとは?」から解説していき、次に「小豆島ジャンボフェリー船内のようす」を写真付きで紹介していきますね。
神戸から小豆島を運航する「小豆島ジャンボフェリー」とは?
https://shodoshima.or.jp/access/images/accessmap.pdf
小豆島ジャンボフェリーは、神戸(神戸三宮フェリーターミナル)⇔小豆島(坂手港)間を結んでいる大型フェリーです。乗客だけでなく車両・バイク・自転車も積み込めるため、神戸観光後にそのままマイカーやレンタカーで小豆島まで向かうことが可能。
片道約3時間(夜行便は6時間半)の船旅となっており、基本的に神戸⇔小豆島間はこのフェリーのみの運航となります。
また、他の航路に比べて所要時間が長いことから、船内は広く快適に過ごせるように作られていました。
運航ダイヤ
定期検査期間以外は毎日3~4便運航しており、運航ダイヤは以下のようになっています。
【小豆島ゆき(平日)】 | 神戸(神戸三宮FT) 発 | 小豆島(坂手港) 着 |
---|---|---|
夜行便 | 1:00 | (高松経由)→7:30 |
朝便 | 6:00 | 9:20 |
昼便 | 13:30 | 16:50 |
夜便 | なし | なし |
【神戸ゆき(平日)】 | 小豆島(坂手港) 発 | 神戸(神戸三宮FT) 着 |
朝便 | 7:30 | 11:00 |
昼便 | 15:15 | 18:45 |
夜便 | 20:30 | 24:00 |
夜行便 | なし | なし |
【小豆島ゆき(土日祝)】 | 神戸(神戸三宮FT) 発 | 小豆島(坂手港) 着 |
---|---|---|
夜行便 | 1:00 | (高松経由)→7:15 |
朝便 | 8:00 | 11:20 |
昼便 | 11:20 | 14:40 |
夜便 | 19:20 | 22:40 |
【神戸ゆき(土日祝)】 | 小豆島(坂手港) 発 | 神戸(神戸三宮FT) 着 |
朝便 | 7:15 | 10:40 |
昼便 | 15:15 | 18:40 |
夜便 | 17:45 | 21:00 |
夜行便 | 22:40 | (高松経由)→翌日5:15 |
※GW・お盆・年末年始は小豆島行き、神戸行きどちらも土日祝ダイヤ適用となります。
小豆島ジャンボフェリーの船内を紹介
小豆島ジャンボフェリー船内のようすを写真付きで紹介してきます。
船内の座席は以下の4つ。
- 個室(深夜便のみ利用可)
- 洋室イス席(自由席・指定席)
- 女性専用室(イス席×1室、カーペット席×2室、キッズルーム、授乳室)
- 和室・カーペット席(自由席)
基本的に、土休日ダイヤ設定日でなければ自由に好きなところへ座ることが可能。
土休日ダイヤ設定日なら指定席の予約ができ、個室は深夜便のみ利用できます。
- 指定席(1席1名):乗船料金+1,000円
- 個室(1室1名):乗船料金+2,000円
なお、客室内の撮影は禁止されていたため、座席写真を見たい方は公式サイトをご覧ください。
1F:エントランス
エントランスには無料キャリーバック置場が設けられており、乗船中邪魔になるキャリーバックを置いておくことができます。
一応監視カメラは設置されていますが、コインロッカーのように鍵付き扉ではないため、貴重品は自分で管理するか2階の貴重品ボックスに入れておきましょう。
また、1階には個室も完備されています。
2F:洋室イス席・売店
2階には、洋室イス席(自由席・指定席)・売店・シャワー室/サウナ・洗濯機/乾燥機などがあります。
売店では、小豆島のお土産や軽食を販売。DVDやDVDプレーヤーのレンタルも有料で行っているようでした。
うどん・おにぎり・アメリカンドック・ソフトクリームなどを販売。
オリーブ牛100%カレーうどん(630円)。
売店近くに自動販売機・食品販売機もありますよ。
3F:自由席・レディース席
3階は、和室/カーペット席(自由席)・女性専用室・キッズルームがあります。
4F:スカイラウンジ・ゲームコーナー
4階は、スカイラウンジ(カーペット席)・ゲームコーナーがあります。
予想以上に種類が揃っていてビックリしました。
暇つぶしには最適だと思いますし、子どもは喜ぶのではないでしょうか。
4階デッキ以外はすべて禁煙となっているので注意。
デッキからみる明石海峡大橋も迫力満点ですよ。
小豆島ジャンボフェリー乗船の流れ
フェリー乗船の流れは、以下の3ステップ。
- フェリーのりばへ向かう
- 窓口で乗船名簿の記入・乗船券の購入
- フェリーへの乗船開始
神戸三宮フェリーターミナルから乗船する流れを解説していきますが、坂手港から乗船する場合も流れはほとんど同じです。
ステップ①:フェリーのりばへ向かう
神戸から乗船するなら「神戸三宮フェリーターミナル(GoogleMapで開く)」、小豆島から乗船するなら「坂手港(GoogleMapで開く)」へ向かいましょう。
車・バイク・自転車を積み込み予定の方は、出港時刻の30分前には着いておいてください。繁忙期の場合、さらに余裕を持って到着しておきましょう。
車・バイク・自転車を指定の場所へ停めたら、乗船券を購入するために一度窓口へと向かいます。
ステップ②:窓口で乗船名簿の記入・乗船券の購入
乗船券購入の窓口。
乗船券は、フェリー出港の1時間半前から販売開始(繁忙期は早まる場合もあります)。
乗船券購入には乗船申込書が必要となることから、フェリーターミナルに到着したら早めに記入しておきましょう(1階窓口にあります)。
- 行き先(高松または小豆島)
- 種別(人のみ・人+車両)
- 券種(セット・片道・往復)
- 乗船する人の情報(名前や住所)
- 車両の情報(車両を船に積み込む方のみ)
記入に関して特に難しい項目などはありません。
車やバイクを積み込む方は、車両ナンバープレートの記入が必要となるため、あらかじめナンバーをメモしておいてください。
往復券を購入しておくと、帰りの乗船申込書の記入が免除されるだけでなく、片道で購入するよりもお得に乗船券を購入できます。
また、「瀬戸内マイカースルーきっぷ」「瀬戸内クルーズ&バスセット券」などを利用する方や、指定席や個室(事前予約必須)を希望する方は、窓口で必ず伝えるようにしてください。
車・バイク・自転車の積み込みは自分で行うため、乗船券購入後は車両に戻り乗船開始まで待機しましょう。
ステップ③:フェリーへの乗船開始
乗船券を購入したら、2階待合室で乗船開始アナウンスが流れるまで待ちましょう。
フェリーへの乗船は出港30分前から始まり、車・バイクを積み込み予定の方はフェリーへの移動作業があるため、待合室ではなく車内で係員の指示を待つこととなります。
フェリー同乗者と離れる場合、必ずそれぞれ乗船券を持つようにしてくださいね(乗船券がないと乗船できません)。
小豆島ジャンボフェリーを利用する前に知っておきたいこと3つ
事前に知っておくべきことは以下の3つ
- 繁忙期は事前予約が必要
- ネット予約なら普通車・軽自動車の料金が割引になる
- 時間に余裕をもって計画を立てる
その①:繁忙期は事前予約が必要
繁忙期や小豆島でイベントが行われる期間以外は、「徒歩客」も「車・バイク・自転車を持ち込む方」も予約なしで乗船することができます。
予約必須の日は公式サイトに掲載されているので、必ず事前に確認するようにしてください。
乗船予定日の2ヵ月前から、ネットまたは電話で予約可能ですよ。
その②:ネット予約なら普通車・軽自動車の料金が割引になる
フェリーに車を積み込みたい方は、割引を受けられるネット予約がオススメ。
普通車・軽自動車のみが対象となりますが、お得な割引なのでぜひ利用してもらいたいです。
手順はとっても簡単で、ネット予約後に印刷した乗船名簿(割引書)を乗船券購入時に窓口に提出するだけですよ。
- 対象:普通車または軽自動車
- 対象航路:神戸⇔小豆島、神戸⇔高松
- 割引内容:片道5%OFF、往復予約で復路が10%OFF
その③:時間に余裕をもって計画を立てる
小豆島ジャンボフェリーを利用するなら、時間に余裕をもって計画を立てるようにしましょう。
1日3〜4便しか運航していないため、ギリギリのスケジュールでも予約してしまいがちですが、乗船する便はよく考えて選ぶようにしてください。
特に、神戸に深夜近くに到着する便を利用すると、公共交通機関の終電に間に合わない可能性もあるので注意。
まとめ:神戸から小豆島なら「小豆島ジャンボフェリー」を利用しよう!
今回は、神戸⇔小豆島間を運航している小豆島ジャンボフェリーをご紹介してきました。
平日で利用者が少なかったのもあると思いますが、船内は長時間の船旅でも快適に過ごせる作りとなっています。
繁忙期も予約制となっているため、船内が人で溢れかえることなないかなと。
ジャンボフェリー乗船証(きっぷ半券)を提示すると割引を受けられるお店や施設もあることから、きっぷ半券は捨てずに取っておきましょう。
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