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はじめてのパスポート申請完全ガイド!申請手順や必要書類などを徹底解説

パスポート申請の完全ガイド

上記の悩みを解決し、この記事の手順通りに進めていけば、無駄な時間をかけることなくたった4STEPでパスポートを作れます。

ボクは初めてのパスポート申請でつまずき、パスポートの受領まで時間がかかったことで、海外渡航に間に合わなくなりそうになった経験があります。

その時の経験をもとに、はじめてでも分かりやすいパスポート申請の手順をまとめたので、これから申請を考えている方はぜひ参考にしてください。

まずは「パスポートについての基礎知識や申請~受領の流れ」を解説し、後半では「パスポートの申請で注意したいポイント」を解説します。

パスポート申請の際は、お住まいの都道府県の公式HPを必ず確認してください。「東京都 パスポート」のようにネット検索していただければ、お住まいの都道府県のパスポート情報ページが出てきます。

パスポートは世界で通用する唯一の公的な身分証明書

パスポートの提示を求められるシチュエーション

パスポートは海外で国籍や身分を証明できる、世界で通用する唯一の公的な身分証明書で、必要がある時には渡航者の保護・扶助を各国政府に要請する重要な公文書でもあります。

日本の日常生活ではあまり使う機会がないものの、海外では空港での出入国審査やホテルでのチェックイン時など、さまざまな場面でパスポートの提示を求められます。

パスポートを持っていなければ他国へ入国できず、海外から日本へ入国することもできないため、海外渡航でパスポートは必須です。

補足:日本のパスポートは5種類ある

日本のパスポートは5種類

日本のパスポートは全5種類あり、一般渡航者が申請できるのは「一般旅券5年用(紺色)」と「一般旅券10年用(赤色)」です

申請日に18歳以上なら5年用・10年用から選択でき、申請日に18歳未満なら5年用しか選択できません。

それ以外の旅券は、国会議員や皇族が公務で渡航する場合に発給されるものや、在外公館で特別な理由があるときに即時発行されるパスポートです。

トミー
トミー

パスポートの有効期間で迷った方は、「パスポートは5年・10年どちらで申請すべき?3分でわかる最適な有効期間の決め方」が参考になるよ

STEP1:パスポート申請の必要書類を揃える【基本的に4点】

まずはパスポートの申請で必要となる書類から準備しましょう。

はじめてパスポートの申請をする際は、下記4点の書類が必要です。

  • 一般旅券発給申請書:1通
  • 戸籍謄本:1通
  • 本人確認書類:1点または2点
  • パスポート用の写真:1枚

基本的に上記4点を揃えれば大丈夫ですが、代理申請は「代理人自身の本人確認書」、居所申請(住民登録していない都道府県で申請)は「住民票の写し」など、状況によって必要書類が増える場合もあります。

一般旅券発給申請書:1通

一般旅券発給申請書は「5年パスポート用」と「10年パスポート用」の2種類あり、申請日に18歳以上の方であれば5年用・10年用から選択でき、申請日に18歳未満の方は5年用しか選択できません

申請書は「各都道府県に設けられているパスポート申請窓口」または「外務省公式HP(ダウンロード申請書)」で入手でき、申請時間を短くしたい方はダウンロード申請書がおすすめ(当日は事前記入した申請書を提出するだけ)。

ただし、ダウンロード申請書は電子申請ではないため、パスポート申請窓口には出向く必要があります。

戸籍謄本:1通

戸籍に記載されている全員の身分事項を証明する「戸籍謄本」も必要となります。

本籍地のある市区町村役場での交付以外にも、郵送交付やコンビニ交付など取得方法はさまざまあり、市区町村によって対応は異なります。

なお、戸籍謄本は申請日前6ヶ月以内に作成されたもの以外は受け付けてもらえないので注意しましょう。

戸籍謄本の取得方法一例
  • 本籍地のある市区町村役場での交付
  • 郵送での交付請求&受け取り
  • コンビニ等での証明書自動交付サービスを利用

本人確認書類:1点または2点

本人確認書類は1点だけの提示でOKなものと、2点提示しなければならないものがあり、どちらもコピーしたものではなく原本を提示します。

1点で良い書類
  • 運転免許証、マイナンバーカード、船員手帳、宅地建物取引士証、写真付き住民基本台帳カードなど
2点必要な書類(Aから2点またはAとBから1点ずつ提示)
  • 書類A:健康保険被保険者証、国民健康保険被保険者証、国民年金手帳、厚生年金保険年金証書など
  • 書類B:学生証、会社等の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書(いずれも写真付のもの)など

マイナンバーカードを提示する場合、通知カード(柔らかい紙のカード)では本人確認書類と認められないので注意してください。

パスポート用の写真:1枚

パスポート用写真の規格
出典:外務省

パスポート用写真の規格は、国際民間航空機関(ICAO)の勧告に基づいて定められており、写真サイズや顔の向き・表情、背景、撮影品質など、細かくルールが決まっています。

自分で撮影した写真でもOKですが、規格に合っていないと撮り直しを求められるため、証明写真機の利用やプロカメラマンに撮影を依頼しましょう。

パスポート申請窓口によっては周辺で有料撮影サービスを行っているところもあるので、そういったサービスを活用するのもおすすめ。

ボクもパスポート用写真は有料撮影サービスを利用しており、たしか2枚組で1,300円ほどでした。

パスポート用写真は申請日前6ヶ月以内に撮影されたものを用意し、写真は担当者が貼り付けてくれるので切らずに窓口へ持参してください。

参考パスポート用写真の規格について|外務省

STEP2:住民登録している都道府県のパスポート申請窓口を調べる

パスポート申請は住民登録している都道府県で行う

パスポートの申請に必要な書類を全て揃えたら、住民登録している都道府県のパスポート申請窓口を調べましょう。

「お住まいの都道府県 パスポート申請窓口」でネット検索していただければ、最寄りのパスポート申請窓口をみつけられます。

ちなみに単身赴任者・学生・外国からの一時帰国者など、住民登録している都道府県とは違うところに一時的に居住している場合、住民登録していない都道府県で申請できます(居所申請)

ただし、居所申請は申請者によって必要書類が異なるため、申請前に各都道府県の公式HPを必ずチェックしてください。

STEP3:パスポート申請窓口で申請書を提出する

ダウンロード申請書を持参していない方は、各都道府県のパスポート申請窓口に置かれている「一般旅券発給申請書(5年用または10年用)」に必要事項を記入します。

パスポートの申請で使う一般旅券発給申請書
出典:神奈川県パスポートセンター

申請書の近くに記入例が置いてあるので、はじめてでも問題なく記入できるはずです。

分からない項目があれば係の人に聞きましょう。申請書記入後の流れとしては下記です。

  1. 申請窓口で「申請書」「戸籍謄本」「パスポート用写真」「本人確認書」を提出する
  2. 申請受付整理券を受け取り呼ばれるまで待つ
  3. 旅券引換証を受け取って終了
旅券引換証
出典:神奈川県パスポートセンター

旅券引換証はパスポートの受領で必要となるので大切に保管しておきましょう。

また、手数料はパスポートの受領時に支払うため、この時点では気にしなくて大丈夫です。

STEP4:交付予定日にパスポートを受領する

パスポートは申請書を提出した申請窓口で受領できる

旅券引換証に記載されている交付予定日になったら、申請書を提出した申請窓口でパスポートを受領できます。

原則、申請したパスポート申請窓口での受領となり、たとえば新宿パスポートセンターで申請書を提出したら、パスポートの受領も新宿パスポートセンターです。

パスポートの受領時には「旅券引換券」と「手数料」の2点が必要で、ざっくり下記の流れで進めます(念のため本人確認書類も持参すると安心)。

  1. 手数料の支払い(支払方法は都道府県により異なる)
  2. 旅券引換証を窓口に提出する
  3. パスポート内容を確認して受領する

手数料の支払方法は都道府県によって異なり、たとえば東京都は県収入証紙のみ「収入印紙・東京都手数料取扱窓口(旅券受領窓口の近く)」で現金で支払います。

ただ、旅券引換証に「収入印紙(国に収める手数料)」と「県収入証紙(都道府県に収める手数料)」を貼り付けることで、手数料を支払った証明とする都道府県が多いです。

収入印紙・県収入証紙は、申請窓口にある販売所で購入できるケースが多いものの、紛失しても再発行はしてもらえないので、なるべくパスポート受領の当日に購入しましょう。

パスポートの有効期間都道府県手数料収入印紙合計
10年間有効2,000円14,000円16,000円
5年間有効(12歳以上)2,000円9,000円11,000円
5年間有効(12歳未満)2,000円4,000円6,000円
パスポート申請の手数料

旅券発行後6ヶ月以内にパスポートを受領せず、失効後5年以内に再度申請する場合、上記手数料より高くなります。

パスポート申請で注意したい3つのポイント

これからパスポート申請する方は、下記3つのポイントに注意しましょう。

  • パスポート申請〜受領まで1週間ほどかかる
  • パスポートを受領できるのは本人のみ
  • 未成年者は法定代理人の署名が必要

重要なのはトラブルに見舞われても焦らず対処できるように、パスポートが必要になった時点で早めに申請しておくことです。

それでは順番に解説していきます。

1:パスポートの受領まで約1週間かかる

パスポートの申請~受領まで約1週間(土・日・祝・振替休日・年末年始を除く)かかるため、海外渡航の予定がある方はなるべく早めに申請しましょう。

パスポートがなければ出入国することはできませんし、航空券やホテルなどもキャンセルしなければならず、同伴者がいる場合は非常に迷惑をかけます。

ただし、親族が災害に遭い至急渡航しなければならないなどの特別な理由がある場合、「緊急発給」や「早期発給」に対応している都道府県もあります

詳しくは各都道府県に設けられているパスポート申請窓口に問い合わせてみてください。

2:パスポートを受領できるのは本人のみ

パスポートを受領できるのはパスポート名義人のみ

なりすましによる不正取得を防ぐため、パスポート受領は本人(パスポートの名義人)のみと決まっており、どのような理由でも代理人による受領は認められていません

年齢関係なく本人のみしか受領できないので、たとえ赤ん坊のパスポートであっても一緒に連れていく必要があります。

パスポートは発行日から6ヶ月以内に受領しないと失効し、失効後5年以内に再度申請する場合、申請手数料が通常より高くなるので十分注意しましょう。

3:未成年者は法定代理人の署名が必要

パスポート申請日に18歳未満の未成年者(婚姻している方は除く)は、一般旅券発給申請書裏面の「法定代理人署名」欄に署名が必要となります。

もしも法定代理人が遠方に住んでいることから署名が難しい場合、パスポート申請窓口や各都道府県の公式HPで配布されている「旅券申請同意書」を提出すれば大丈夫です。

未成年者は必要書類を揃えても、法定代理人の署名や旅券申請同意書を提出しなければパスポート申請はできません

パスポート申請に関してのよくある質問【Q&A】

最後に、パスポートの申請で押さえておくべき知識やよくある質問をまとめました。

  • パスポートの有効期間は5年・10年どっちがオススメ?
  • パスポートの申請は海外渡航のどれくらい前からすべき?
  • パスポートの申請はインターネットでできる?
  • パスポートの申請は代理人を通して行える?
  • 家族で申請する場合、戸籍謄本は人数分必要?
  • パスポート用写真は自分のスマホで撮影したものでも大丈夫?
  • 未成年者の場合は法定代理人の付き添いが必要?
  • 手数料の支払方法にはどんなものがある?
  • パスポート申請窓口が混雑する月・時間帯はいつ?
パスポートの有効期間は5年・10年どっちがオススメ?
申請者によって最適なパスポートの有効期間は異なります。
詳しくは「パスポートは5年・10年どちらで申請すべき?」の記事をご覧ください。
パスポートの申請は海外渡航のどれくらい前からすべき?
海外渡航の2~3ヶ月前の申請をおすすめします。
渡航先国でビザが必要な場合、ビザ申請にはパスポートが必要になりますし、不測の事態に備えて早めの申請がおすすめです。
パスポートの申請はインターネットでできる?
インターネット申請はできません。
現在パスポートの申請はネットからできず、各都道府県に設けられているパスポート申請窓口でのみ可能です。ただし、パスポートの切替申請はネットから可能です(受領は申請場所に出向く必要があります)。
パスポートの申請は代理人を通してできる?
申請のみ代理人を通じて行えます。
パスポートの申請は代理人(親族・知人など)を通じてできますが、パスポートの受領は本人のみしか認められていません。代理人による申請が認められない場合もあるので、詳しくは申請先都道府県の公式HPをご覧ください。
家族で申請する場合、戸籍謄本は人数分必要?
家族で同時に申請する場合は、戸籍謄本を1通だけ用意すれば大丈夫です。同時に申請しない場合は、それぞれ戸籍謄本を用意しなければなりません。
パスポート用写真は自分のスマホで撮影しても大丈夫?
パスポート用写真の規格に当てはまっていれば大丈夫です。
デジカメやスマホなどで撮影した写真でもOKですが、5年または10年写真は変えられないので、なるべく証明写真機の利用やプロに撮影を依頼することをおすすめします。
未成年者の場合は法定代理人の付き添いが必要?
法定代理人が付き添わなくても申請できます。
未成年者でも法定代理人の付き添いなしで申請できますが、一般旅券発給申請書裏面の「法定代理人署名」欄に署名または旅券申請同意書の提出が必要となります(婚姻している方は除く)。
手数料の支払方法にはどんなものがある?
支払方法は現金のみです。ただし、パスポートの切替申請をネットで行う場合はクレジットカードでの支払いに対応しています。
パスポート申請窓口が混雑する月・時間帯はいつ?
基本的にGWや年末年始などの長期休暇前後は混雑します。
午後になるにつれて混雑するケースが多いので、朝一で申請するのがオススメです。

まとめ:海外渡航が決まったら早めにパスポートの申請をしよう!

本記事では、はじめてのパスポート申請をスムーズに進めるための基礎知識、パスポートの申請で注意すべきポイントを紹介しました。

最後にもう一度、パスポートの申請〜受領までの流れをおさらいしましょう。

手続きが複雑そうに感じるパスポートの申請も、上記のようにたった4ステップで終わります。

海外渡航では年齢に関わらず1人1冊パスポートが必要となり、パスポートの申請〜受領までは約1週間かかります。

繰り返しになりますが、不測の事態が起きても余裕をもって対処できるように、海外渡航の予定がある方はなるべく早めにパスポートの申請をしましょう。

トミー
トミー

パスポートの申請とあわせて渡航先国のビザの要否も必ずチェックしよう!